マンガのレビュー

2008年3月13日 (木)

「光の伝説」全16巻(作・麻生いずみ)

 花粉症のせいか、全然やる気が出ないのでマンガのレビューでも。やってみよう、というときにやらないと絶対進まないからcoldsweats01

 「光の伝説」集英社マーガレットコミックス 全16巻 週刊マーガレット連載(1巻 1986年2月28日初版 16巻 1988年12月21日初版  巻数が多いので途中は割愛)

 新体操のお話です。この頃は人気があったんだよな、新体操。日本もそれなりに強かった気がしたし。華麗なので見栄えがしたんですよね。
 そんな頃の人気少女マンガです。主人公は上条光(かみじょうひかり)。新体操部のある中学に転校して来た中学2年生。身体の柔軟性とリズム感、飛び抜けた跳躍力で名門中学の中で頭角を顕していく。新体操と恋のライバルの1年先輩、椎名葉月(しいなはづき)は優雅さを表現できる優れた選手。そして男子体操部の大石誉昭(おおいしたかあき)に光は見守られ、徐々に世界に羽ばたいていく。 
 王道のスポーツ少女マンガです。アニメ化もされました。メインは光と葉月と大石と夏川の4人。夏川だけあとで出て来ますが、光の演技の音楽を担当する光のことを一方的に恋するちょっと不良っぽい男の子です。アニメでは光は大石さんに告白して終わったんですが、漫画は違います。大石さんは葉月を選ぶんですねえ。勿論光はショック。だからって夏川くんにチャンスがすぐ巡ってくるわけでもなく。
 マンガ自体はソウルオリンピックまで続きます。夏川くんのその後はそのあとの連載マンガ「ナチュラル」で分かるんですが、結婚してるんですよね。どう考えても光と。私もちょっとしか読んでないから自信はないけど。よかったね、夏川くん!私は大石さんより夏川くんのファンでしたheart04
 このマンガを買った理由は私が麻生いずみさんのファンだったからです。単行本は持ってないのですが、うさぎのラブカードとかいう、シリーズ物が好きだったので。
 ストーリーも構成もしっかりしている漫画家さんなのでとても好きです。今はどうしているのかな?新体操はこの頃はテレビとかで全然放送されないけど、私は好きですよ。綺麗ですもんねえ。何度読み返しても夢中になってしまうマンガです。

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2008年1月10日 (木)

SとMの世界(原作・ビーパパス 漫画・さいとうちほ)

 久し振りにマンガのレビューです。温泉ネタが書けなくなったので一気に3つぐらいネタが減りましたよ。藤沢のとか、橋本のとか、あざみ野とか。まあ、いいか。
 「SとMの世界」全2巻 アスカコミックス(1巻・2002年11月16日初版 2巻・2003年7月17日初版)

 どう考えても未完のマンガ。続きが出てないんですが!!と文句が言いたいです。何で続きがないんでしょうか?掲載誌がなくなったとか?でも、この作品、色んなとこで掲載されてるようなんですが?ん?どなんでしょう?原作とマンガがウテナのコンビ。ウテナは完結したのに。
 で、内容です。これもやっぱり意味不明なお話です。伏線なのか伏線じゃないのか、それも分からない。始まりは現代。でも学校の制服は普通じゃない。どっかのお金もち私立?修学旅行がヨーロッパだからやっぱり金持ちくさい。主人公は舞姫セカイ(まいひめせかい)。好きな御堂くんに告白して振られたとこで乗っていた電車が事故。セカイはタイムスリップしてしまう。ってなとこはわりかし普通なんですが。セカイは電車で会った金髪の少年、ソヴュールに助けられる。彼は子供。でもいろいろ知っているらしい。最初にセカイが飛ばされたのは17世紀のフランス。そこで御堂くんによく似たマキャヴァリオに会う。彼は悪魔と呼ばれていた。どうやらセカイの胸にある宝石(Rの壷)が欲しいよう。おまけにソヴュールと知り合いの様子。それも因縁浅からぬ感じ。ソヴュールの持っているSの人形も関係している。マキャヴァリオにもセカイと同じような宝石が胸にある。彼曰く、2人が交わると万能の力が手に入るのだそうだ。そして、時代を追っかけっこする様子なんですよ、この話。三銃士の時代を終えて次はジャンヌダルクの死後の時代に飛ぶ。ジル・ド・レエが出てくる。確か青ひげっていう話があったような。んで、御堂くんは何なんだろう?マキャヴァリオにセカイが襲われているとき、御堂くんによく似た影が助けにくる。ん??御堂くんはどういう関係?マキャヴァリオは分かっているようだけど、さっぱり分からない。マキャヴァリオはセカイだけが殺せるらしい。そのチャンスをセカイは逃す。そしてまた時代を飛ぶ。残されたジル・ド・レエは火刑になって死ぬ。
 …で、次の時代は分からないし、続きはない。私の説明も支離滅裂。フランスの色んな時代をセカイとソヴュール、マキャヴァリオが飛んでいって出会って、周りを巻き込んで、また時代を飛ぶんでしょうか。とにかく続きがないので、どうもこうも。謎だらけな作品です。
 誰か、この先知ってる人!って言いたいくらいです。レビューにならなくてすみません(汗)。

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2007年10月23日 (火)

GREEN〜農家のヨメになりたい〜(二ノ宮知子・作)

二ノ宮知子さんのマンガでNHKでドラマ化もされた作品です(話は違ったけど)。主人公の和子ちゃんがとんでます(笑)。全4巻。

「GREEN〜農家のヨメになりたい〜」 講談社コミックス キス  1巻(2000年1月13日初版 掲載・1999年Kiss Carnival 1、 8〜10月号)、 2巻(2000年9月13日初版 掲載・1999年Kiss Carnival11月号 2000年Kiss Carnival 1〜4月号)、3巻2001年5月11日初版 掲載・2000年Kiss Carnival 5、7〜10月号)、4巻(2001年8月8日初版 掲載・2000年Kiss Carnival12月号、2001年Kiss Carnival1、3〜6月号)

 調理師専門学校に行っている和子ちゃん。カッコいい彼氏が欲しいのだが、友人に紹介された男は好みでない。ダブルデートでキャンプに来たのだが、そこで理想のタイプの小野誠と出会い、一目惚れ。農家をしている彼の家に飛び込んで行く。
 すっごい行動力です和子ちゃん。普通なら嫌がられるだろうに、誠さんも和子ちゃんにいい感情を抱いているらしく、農家を手伝いにきてもよほどのことがないと追い出さない。ってか、誠さんは農業にしか興味がないタイプ。2年前に家業を継ぐためにやっていた研修医を辞めて祖母のいる秩父へやって来た。村に馴染んではいるが、まだ新米発展途上の農業青年。一所懸命で知識は豊富。
 和子ちゃんは勝手に想像したり、思い込みで行動したり、と村を騒がせているが、どんどん村に馴染み、自分も野菜作りに目覚めて行く。
 このお話は誠さんと和子ちゃんの恋愛話(いや、和子ちゃん暴走ストーリー?)なんだけど、それだけじゃない。村の人たちとの交流や、農家の世界。それを取り巻く人たち、と多彩。キャラが全部たっていて面白い。さすが二ノ宮さんという所か。シリアスでなく、ギャグで普通敬遠がちな農業の世界を魅力的に描いている。この人だから描けた世界?
 ラストは少女漫画のお約束の結婚式。でも、感動的でもなく、美しくもなく、ああくるか。さすがです。

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2007年10月 6日 (土)

ジパング宝王伝(原案・小笹和俊 漫画・小川悦司)

 久々にマンガのレビューです。古いマンガです。いや、すっごく古くはないけど。おまけに途中で終わってます(T_T)。打ち切りではなく、作者病気で。

「ジパング宝王伝」全2巻  少年マガジンコミックス  1巻2001年6月15日初版  2巻 2001年7月17日初版

 ちょっと時代物です。1915年だから大正時代?長崎のお話。貧乏人の響鳶雄(ひびきとびお)は東京から長崎へやって来た。親同士が知り合いだった司馬家へ居候するためであった。実はその家はお宝探しで財を成した家で長崎でも有名な大金持ちらしい。鳶雄(以降トビ)は伝説の大太刀ダマスカスを持って乗り込んだ。
 というわけでトレジャーハンターのお話です。昔訳あって隠された財宝探しとかの。トビの父と司馬家の雷蔵っていう人はお宝探しの仲間だったらしいのだけど、最後まで謎で分からない。とにかくオープニング部分のみで作者が病気入院になってしまったのだ。…キャラクターは魅力的である。トビと司馬家の人たち数人しか出ていないが、個性的で面白い。ステレオタイプな性格もいるが、それはそれでいい感じ。主人公のトビもカッコ良かったりでいいんだよね。お宝探しもインディージョーンズみたいな感じで飽きさせないし、テンポも良い。謎ばっかり散りばめられて、結局意味不明なのが悲しいけど。
 個人的にはネコの楽太郎が好き。トビの飼い猫というのか、相棒なんだけど、蝶ネクタイをしてて、カワイイ!細かいとこまで描かれていて、楽太郎がどこにいるのかを見るだけで私は満足だったり(ただのネコ好き)。
 お話自体はなんか時間を超えちゃったりする何かもあるっぽいんだけど、未完なので分からない。続きっぽいお話が月刊誌辺りに出た気がするけど、キャラも違っていて、舞台も中国だったので後なのか前なのか、いまいち分からなかった。ちょっとしか読んでないから。ダマスカスがあったような気がする〜。でも料理してたような?
 とにかく私は好きで毎回楽しみにしていたのでとっても残念だったり。だから単行本を買ったのだけど。やっぱり今読んでも楽太郎がカワイイ!!←見てるとこが違う

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2007年9月 9日 (日)

TRIGUN (内藤泰弘・作)

 久々のマンガの感想です。読んではいるのですが、書くのに時間が掛かって面倒だったり。いけない人です、私。

★「TRIGUN トライガン」全3巻 内藤泰弘・作 徳間書店 月刊少年キャプテン1995年6月号から1997年2月号掲載  1巻 1996年4月25日初版  2巻1996年10月30日初版  3巻1999年1月20日初版

 このあとにマキシマムが続くのですが、それは別で書きます。これは全3巻として考えます。
 時代背景はいまいち解らないのですが、人類が熱砂の星に偶然的に移住をし、ジュライという大災害(?)のあとの荒廃した世界が舞台。雰囲気的には西部劇。そんな中、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは人間台風と呼ばれ、600$$(ダブドル)の懸賞金が掛けられていた。しかし本人は周囲が驚くほど平和主義者でのほほんとしていて隙だらけに見える優男。だが懸賞金を求めてくる荒くれ男どもに挑まれ、逃げ惑ううちに周囲が破壊されてしまう、という始末。実はヴァッシュはかなりの銃の腕を持っているのだが、決して相手を傷つけない。
 そんな彼を追うのがベルナルデリ保険協会のメリル・ストライフとミリィ・トンプソンという2人の女性。彼を監視する、という名目でヴァッシュの傍にいようとするが、ヴァッシュは目指すところがあり、いろんな町をさまよう。ヴァッシュが目指す相手。それはこの星に人類が移住した根本的な理由に繋がっていた。
 何年か前、もう10年ぐらい前になるんですか?アニメ化した作品です。私は観てません。深夜だったので観損ねました。この舞台の星はほとんど砂漠のような荒れ地が多く、僅かな場所で人類は暮らしています。僅かなものを争うので。それを奪おうとする人は多く、治安は悪いです。
 ヴァッシュは人を探しています。それは自分と同じ生命体、ナイブズ。人類に造られ、人類を凌駕した力を持っています。彼は仲間だったのですが、彼らを育ててくれた人間の女性、レムを殺し、彼女を尊敬していたヴァッシュはナイブズを恨みます。ナイブズの行ったことは人類の破滅でした。
 どう感想を書いたらいいんでしょう。暗そうな話なのですが、笑えるんです。作者のユーモアが所々に散りばめられていて。単行本のカバーを取ったら全然絵が違うし。お話はナイブズに再会して、自分の知られざる力を知って、行方不明になるところで終わるのですが、そこまでに色々なお話があり、ヴァッシュは人々に癒されます。ヴァッシュは人を愛し、ナイブズは人を蔑む。その対局にある2人の対立が柱でしょうか。ヴァッシュに関わるウルフウッド、メリル、ミリィがいい味出してます。
 ああ、うまくまとまらない!

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2007年7月 2日 (月)

太陽のイヂワル(惣領冬美・作)

 惣領冬美さんのマンガです。青年誌で描くようになってから初めての単行本ではないかと。

「太陽のイヂワル」 全1巻 惣領冬美傑作短編集 モーニングKC  『太陽のイヂワル』『ヒトノ賞味期限』『奇妙な遺伝子』『虹色のヒラメ』収録

短編集なのでいっぱい書かなくては。一つ一つつながってないですから。いつ掲載されていたかは書いてないんですね、青年誌は。
☆「太陽のイヂワル」
 17歳の女子高生マキは彼氏のユージとデートの約束をしていたが、彼は新しい彼女を作っており、失恋する。そこへ 代わりに殺してあげようか、と知らない青年が声をかけてくる。マキはつまらなかったので彼を連れて出掛ける。

 一瞬だけ心を通じ合わせた少女と青年。そのときだけの出会いだけど、何かを心に残す。最後はちょっと悲しいけど。うん、意地悪だ、この話は。

☆「ヒトノ賞味期限」
 良子の子供時代は亜砂子ちゃんとあった。彼女は良子の憧れでかっこ良い女の子だった。大人になって彼女のことを本に書く。人にも食べ物と同じように旬があるのではないか、と。

 地味な女の子はクラスで目立つ女の子に憧れたりする。目立つ女の子は何をやってもすごくて感嘆してしまう。大人になると少しづつ変わってくる。憧れの少女が普通に見えたりしてくる。…多分、人が輝くときは人によって時間が違うってことかな?

☆「奇妙な遺伝子」
 吉村綾乃はある会社のマーケティング部のトップマネージャーである。いわゆるできる女。また、几帳面で服装にはとても気を使う。人は見た目でほとんど決まる、という彼女の定説で。部下の三枝は自分がだらしないのでそんな彼女をすごいと感じている。

 最後は意外な結末なんだけど、読後感は未来がある話。精神的なことって難しい。いつでも誰でも同じどん底に陥るかもしれない。

☆「虹色のヒラメ」
 子供の頃、絵を描いて好きな色を塗ると、その色は違う、と先生に怒られた。子供心に混乱して、それ以来人が喜ぶ絵を描くようになった。そんな風に沙里は大人になった。でも絵を描くのは好き。そして人が喜ぶイラストレーターになった。同棲相手のノブオも同じ絵描き。だが、生活力がなく、自分の思った絵を描いて人に気に入られることを考えない男。生活は沙里が支えている。

 確かに色って人に違うよ、って言われたりする。私も絵が好きなので色ってこだわる。確かに見たように塗ろうとして、失敗する。でも、色ってそこまで忠実に再現する必要ないんだよね。自分の心に感じた色を塗ればいい。それができれば芸術家なんだけど。

 この話たち、レビュー難しい!うーん、観念的になっちゃった。

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2007年6月29日 (金)

暁の息子(樹なつみ・作)

 今回は青年誌からです。って言っても少女マンガ家だけどね。私の好きな漫画家の一人です。

「暁の息子」 アフタヌーンKC  2000年2月23日初版

 1992年、是政はミャンマーにいた。10年前にミャンマー(旧ビルマ)で行方不明になった兄とその息子を取材ついでに探しに来ていた。ミャンマーは少数民族も数多くおり、複雑な関係を持っていて、容易に入り込める場所ではなかった。現地の人の協力でなんとかジャングルへ入り込める手はずになっていた。
 問題は娘の草乃実(そのみ)も一緒にミャンマーに来ていたことだ。草乃実は行方不明の従兄弟・柊成を探しに付いて来たのだ。危険なのでジャングルに入る前に帰そうとする父の是政。しかし、草乃実は帰るつもりをして乗って行く荷馬車の荷物入れに忍び込んだのだ。ジャングルに向かう途中、荷馬車は政府軍に襲撃される。父たちは案内人とともに逃げ、草乃実は取り残される。襲って来た政府軍と鉢合わせする草乃実。逃げようとするが、捕まってしまう。そこへカラトラ族の人間が現れ、草乃実を救ってくれる。その中の一人が柊成であると草乃実は気付くが、彼はシャン・パ・ルーとしてカラトラ族として生き、日本の記憶すらなく生活していたのだ。

 行方不明者が実は現地に馴染んで暮らしてた、って話はよくある話だよね。樹なつみさんだからそれがハードな話になってるけど。青年誌でも彼女のスタンスは変わらないのね。普通に少女マンガ読んでるのと変わらない読後感。彼女のお話自体が少女マンガの規範を外れているのか。
 ミャンマーが舞台だけど、つい、ビルマの竪琴の気分になってしまうのは何故?あれも行方不明の日本人がビルマにいた、って話じゃ?ミャンマー。今もきな臭い国だわさ。
 樹さんのお話は初出は大体序章。このお話も続きがあるらしいけど、いつか出るんだろうか?シャンは日本に行く感じだけど、日本で何かあるって話になるのか?うーん??続きが出れば立ち読みしたいね!←立ち読みかよ!!

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2007年6月25日 (月)

天才ファミリー・カンパニー(二ノ宮知子・作)

今回からまとめてレビューします。何冊もあるときりがないので。ええ、自分のレビューがいつ終わるのか果てしなく分からないですから!!←キレるなよ(-_-;)

☆ 「天才ファミリー・カンパニー(デラックス版)」全6巻  二ノ宮知子・作  幻冬舎コミックス 2003年6月24日1巻初版  7月24日2巻初版 8月23日3巻初版 9月24日4巻初版 10月24日5巻初版 11月22日6巻初版
『月刊 きみとぼく』1994年12月号〜2000年6月号、『コミック きみとぼく』2000年夏号〜2001年春号 掲載

 高校2年生の夏木勝幸は天才である。父を亡くして母と2人暮らしだが、母は有名な森崎製菓で部長に登り詰める昇進組。実は母の成功は裏で勝幸が企画をプランニングして母を成功に導いていた。その成功で家まで建てるほどだ。
 計画通りの人生を送る勝幸。しかし、突然母が再婚相手、として田中壮介、という小説家を連れてきた。しかも同じ年の春という少年まで連れて。その親子は勝幸の規格外の人たちでそのテンポについて行けず、混乱をしてしまう。
 天才だが、あまりにもマイペースで冷たい言葉を放つ勝幸は学校でもあまり人が近寄らないのだが、春とちょっと気になる永沢京子の存在で少しずつ状況が変化していく。

 有名な二ノ宮知子先生の作品です。私ものだめカンタービレを揃えてから手を出しました。欲しいマンガは片っ端から手に入れるタイプだったので。ある作者のマンガが好きになるとその人が描いたマンガはすべて揃える、という荒行に出たものです。そこまでした作家は何人かいますね。
 彼女の描く話には天才が多いですねえ。ってか、常人がいないよ?鋭利な天才とそのテンポを乱すのほほんな天才。千秋先輩とのだめみたいだ。
 このマンガって、主人公が高校生だけど、少女マンガじゃないよねえ?確かに恋愛もあるけど、それより大事なのは事件と経営?勝幸は天才だけど見た目が老けてるから誰も高校生と信じてくれず、26歳として書店に雇われたりするし。でも、本当に頭がいいし、完璧主義の負けず嫌いなので期待以上の働きをしてしまう。彼に足りないのは人脈なんだけど、春や壮介の登場でそれを補ってくれちゃう。あの親子は本当に何をして生きてきたのか謎なぐらいサバイバルに長けてるんだけど、人脈が半端じゃない。世界各国に友人がある有様。どこの世界でも生きていけるよ。壮介が勝幸の母、良子と恋に落ちたことで日本に住んでるけど、日本は彼らには小さいね。結局、ラストには春はまた海外に出て行ってしまうけど。
 会社を巡る陰謀。それに巻き込まれる母。陰謀を暴き、リベンジを果たす勝幸たち。こう書くとすっごいハードなお話みたいだけど、コメディー。スッゴク笑える話。そして微笑ましい。
 私の性格は勝幸タイプだけど、芸術が好きなので京子ちゃんも混じってるかな?鋭利な言葉を放つ凡人(笑)。ブログ書いてる自体では分からないだろうけど、実際会ったら言葉の鋭さにびっくりしますよ、ははは。←笑い事?

 

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2007年6月22日 (金)

湾岸道路 後編(和田尚子・作)

 とうとう最後の本です。こんなに細かく書くのはこれで最後にする予定。←予定?未定?仮定?

「湾岸道路 後」 マーガレットコミックス2000年3月19日初版 『湾岸道路IV V VI』『片道切符’99』収録

☆「湾岸道路」4、5、6話  別冊マーガレット1999年8、9、10月号掲載
 仮免に通った麻里ちゃん、その帰りに事故に遭って骨折をし、入院を余儀なくされてしまう。携帯も使えないので、合宿に行っている武来君には連絡を取れない。仮免ももう一度やり直しになり頑張ることに疲れてしまった麻里ちゃん。合宿から帰ってきた武来君に別れを切り出してしまう。
たった一つの約束。武来君はバスケを頑張り、麻里ちゃんは先生になるのを頑張る。そのために麻里ちゃんは辛いリハビリを頑張る。そんな中、谷部君が麻里ちゃんを見続け、付き合いたいことを伝えてきた。そして退院を迎える。まだ谷部君の気持ちに応えるかどうか悩む麻里ちゃん。しかし、やはり武来君に心がまだある中で谷部君に甘えることは出来ない、と断ってしまう。
 そんな中、武来君からバスケの試合のチケットが届く。試合に出掛けて、武来君がずっと目指していた世界を目の当たりにする。彼は自分の情熱を諦めずここまで来たのだと。そして武来くんに会い、お互いの気持ちがつながっていることを確認する。
 麻里ちゃんから別れを切り出したときには驚いた。あんなに武来君を想うことを大事にしてきたのに、切れちゃうなんて。でも、武来君が自分に何があってもバスケを優先するのを寂しく想ってしまったのも仕方がないこと。都合がいいことに優しい谷部君が再登場だしね。でも別れないでよかった。武来君も少しづつ気持ちを言葉にし始めてほっとしたですよ。

☆「片道切符’99」 別冊マーガレット1999年12月号掲載
  武来君の所属するバスケ部が大阪に移転することになった。会えなくなることを心配する麻里ちゃんに一緒に大阪に行くことを提案する武来君。一緒の部屋に住むこと、同棲を意味していて麻里ちゃんは驚く。麻里ちゃんは大学に入りなおすのを東京から関西に切り替えることにし、両親に言う。反対する父親。その後父が倒れ、悩む麻里ちゃん。そして武来君と話し、やはり武来君について行くことに決める。その中で、武来君は籍を入れること話す。一緒に住むならその方がいいだろう、と。
 武来君がやっと麻里ちゃんとの結婚を決意し、このお話は終わるんですよね。式はやらず、入籍だけだけど、麻里ちゃんは武来君と家族になれたことで幸せ。武来君も麻里ちゃんに何かあったときに自分に一番に知らせが来るので安心できる。結婚って、そういう意味があるんだよねえ、と実感しましたよ。自分も最近結婚したけど、結婚するまで心配ばかりしてたもんね。事故に遭っても自分には知らせは来ないだろうし、何も知らずってのは嫌だったし。このマンガのせいですよ(笑)。普通の恋愛ものだけど、とても読後感のいい、優しいお話でした。とても大好きです。
      片道切符シリーズのレビュー終わり!

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湾岸道路前編(和田尚子・作)

 やっと最後のシリーズです。もう細かく書くのを止めよう、と誓ったよ。

「湾岸道路 前」 マーガレットコミックス 1999年10月30日初版  「卒業旅行」「湾岸道路I II III」収録

☆「卒業旅行」 デラックスマーガレット1999年3月号掲載
 あと少しで武来君は大学卒業、麻里ちゃんはまた養護学校の先生になるために勉強を続ける。
 記念に2人で北海道の小樽に旅行に行くことになる。嬉しい麻里ちゃん。旅行先で武来君から正式にバスケ部員として採用されることになったことを伝えられる。そして、寮に入るのでもっと会えない生活が続くことを言われ、ショックを受ける麻里ちゃん。しかし、武来君もいろいろ不安に思ってさえもバスケを選んだのを知り、麻里ちゃんは武来君を会えなくても応援し続けることを誓う。
 麻里ちゃん、そんな男とは別れろ!と言いたくなる話ではありますな。でも、夢に向かって走っている人はカッコいいのだ。バスケに向かって突っ走ってないと武来君らしくないし。うーん、でも麻里ちゃん、理解ありますよう。

☆「湾岸道路」 別冊マーガレット1999年5、6、7月号掲載
 別冊マーガレットに移って初めての連載。私もここから雑誌で読んだ記憶がある。丁度スラムダンクが好きで無口な武来君が流川に見えた気が。いや、ドリーム入ってるんですが(^_^;)
 武来君に会えない日々が続く麻里ちゃん。武来君はバスケで頑張り、雑誌でも取り上げられるようになっている。ずっと待ち続ける麻里ちゃんをもどかしく思った律子が無理矢理麻里ちゃんを武来君の会社の体育館へつれて行ってくれる。そこで武来君から携帯電話をもらう。いつでも連絡が取れるように、と武来君からの配慮だった。
 携帯電話で武来君と話せるようになって嬉しい麻里ちゃん。しかし、ある日律子から武来君が怪我をして練習が出来ないことになっていることを知らされる。慌てて会いに行く麻里ちゃん。幸い怪我は大したことなく、武来君が麻里ちゃんの勉強が大変なことを考えて教えていなかったのだ。麻里ちゃんは自動車免許を取るために忙しかったのだ。武来君に自分で会いに行きたいから。
 武来君がバスケができないので会える麻里ちゃん。デート先で花火大会に行こうと誘われる。浴衣を着て、花火大会に備える麻里ちゃん。しかし、約束に時間になっても来ない武来君。おまけに携帯電話を家に忘れてきてしまい連絡が取れない。そこへ律子が現れて、バスケの練習に戻れたので来れない、と伝えられる。しかたなく帰る麻里ちゃん。そこへ武来君から電話が。近くのコンビニで会おうと、言われ、慌てて行く麻里ちゃん。花火を観れなかったお詫びに線香花火を買ってきた武来君。会いにきてくれた幸せをかみしめる麻里ちゃんでした。
 武来君はいつでも冷たいけど、ほんとは優しいんだけど。でも、やっぱ、何だかなあ、と思わせる人だ。麻里ちゃんじゃなきゃ付いて行けないぞ?後編に続く!

 

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2007年6月15日 (金)

初冬街路 (和田尚子・作)

 久々にマンガの紹介です。まあ、いつものシリーズですが。

「初冬街路」 マーガレットコミックス 1999年3月30日初版  『真夏門扉II』『秋雨虹橋』『初冬街路I II』収録

☆「真夏門扉 II」 デラックスマーガレット1998年9月号掲載
 武来君との初めての二人だけの旅行。麻里ちゃんはドキドキしながらも武来君を受け入れる決心をする。しかし、当日律子がホテルまで押し掛けて2人の邪魔をする。結局、律子と部屋に泊まることになる麻里ちゃん。武来君は車の中で一晩明かす。律子は麻里ちゃんが何を言っても武来君を信じているのを見、悔しくても諦めることにする。翌朝、結局2人の旅行の目的がパーになり、落ち込む武来君。麻里ちゃんはそんな武来君を見て、もう一泊しようと持ちかける。
 律子はとっても嫌みなことばかり言う人だけど、武来君が好きでしょうがないから麻里ちゃんに辛くあたるんだよね。でも、強いわ、麻里ちゃん。私だったらすぐ落ち込んで浮上できなくなっちゃうよ。律子のように自信満々な人はきっとすぐいい人見つかるよねえ。輝いてるもん。

☆「秋雨虹橋」 デラックスマーガレット1998年11月号掲載
 違うホテルでもう一泊することにした2人だが、武来君の会社のバスケ部から電話があり、3時間ほど会社で集まりがある、とのこと。その間、麻里ちゃんは時間をつぶして待っていることに。そこで武来君の会社の上司で元カノの新堂さんに会い、話をする。麻里ちゃんは武来君がもしかしたら地方勤務になるかもしれない、と言われ、会えなくなるかもしれないことに不安になる。しかし武来君はそうなったらそのとき考えればいい、と取り合わない。武来君の母のお墓参りをしてから一緒にレインボーブリッジを車で渡り、その先のビジネスホテルで一夜を明かす2人。窓からレインボーブリッジが見え、2人してその夜景を眺める。思い出に残る一夜になった。
 レインボーブリッジですか。私には全然違うことしか浮かびませんが、詮索しないでください(笑)。思い出に残る橋ならむしろベイブリッジ。結婚式当日に泊まったホテルの窓からよく見えたから。
 ま、この話はラブラブね、って話ですね。よかったね、麻里ちゃん。だけど、武来君は一筋縄ではいかない?

☆「初冬街路」 デラックスマーガレット1998年11月号・1999年1月号掲載
 1話目・従妹が出来ちゃった婚で結婚することになり、また、親友の美子ちゃんも妊娠3ヶ月。武来君と結ばれた麻里ちゃんもちょっと赤ちゃんのことを意識する。また、武来君は卒論で忙しく、アパート来ることすら断られて寂しい麻里ちゃん。そんな中、母に武来君を一緒に旅行をしたことを話す。その次、武来君とファミレスで会い、そのことを話すが、あまり気にした様子はない。何となく遠くなったと感じてしまう麻里ちゃん。それを武来君にぶつけると、武来君は麻里ちゃんが教師になるまで自分の気持ちをセーブしている、という。2人きりでアパートの部屋にいると自分を抑える自信がない、とのこと。かつて、兄が瞳さんを妊娠させてしまって夢をつぶしてしまった、と後悔しているのを目の当たりにしていたから。麻里ちゃんは自分に飽きたのではない、と分かってほっとする。
 2話目・今年のクリスマスイブも武来君に会えないことが決定した麻里ちゃん。ガックリしながら大学に行くと、そこで大学サークルの『街に出よう会』の会長、川崎由布子に出会う。それは車椅子の子供たちに接するボランティアの会であった。興味を持ってボランティア募集に臨む麻里ちゃん。由布子さんの考えと実行力に感動する麻里ちゃん。同じ4年生ということもあって、どんどん仲良くなる2人。しかし、後輩たちからは由布子さんに彼氏を取られた、という人がいたりもして、腑に落ちない麻里ちゃん。由布子さんは結局二股掛けられた犠牲者なのを知って、安心する。また、彼女にも弱い面があり、自分を偽善者だと言うのを聞く。麻里ちゃんは自分で自分を偽善者だと言う人はいない、と励ます。武来君とのデートの日、ただ顔を見せて、と付いてきた由布子さんが武来君を見るなり、一緒に食事をしたい、と言ってきた。少し気になる麻里ちゃん。その後、由布子さんの食事の分まで武来君に払わせてしまったことに自宅で気づき、慌てて武来君のアパートに行くと、何故か部屋から由布子さんが出てきた。
 私は由布子さんが好きなんですよ。自分と同じ名前、とかじゃなくて、ボランティアをやっていてすっごく輝いていて、ツアコンしていた時代の同期の人とよく似てるんだな、雰囲気が。一番仲が良かった人なんだけど。海外生活とかもしてる人だからすっごく憧れてて。反面、彼女も私を羨ましがってるとこがあって、不思議だったな。
 えーと、勿論、由布子さんは武来君を麻里ちゃんから奪うために武来君のアパートに来たわけではありません。自分を偽善者だと気付かせてくれた人だったのです。
 こういうの読んでると、ボランティアをしたくなるけど、介護の世界にズッポリはまっていたから純粋な気持ちでできないかもなあ(^_^;)。

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2007年6月 8日 (金)

春色歩道(ペーブメント)(和田尚子・作)

 頭痛から復帰しました。まだ予断を許しませんが、頑張ります!

「春色歩道(ペーブメント)」 マーガレットコミックス 1998年11月30日初版 『春色歩道』『真夏門扉』『夢から覚めたら』収録

☆「春色歩道(ペーブメント)」 デラックスマーガレット1998年5・7月号掲載
 1話目・就職活動の時期、武来君も会社訪問に出掛けるようになります。麻里ちゃんはというと、病院の障害のある子たちに勉強を教えるボランティアをしていた。なんとなく養護学校の先生になれたら、と思っている。どんどん先に行く武来君に遅れるような気がして焦る麻里ちゃん。でも、やはり就職はせずに養護学校の先生を目指すことにする。一緒に社会人になれない、そんな気持ちを武来君にぶつける。
 麻里ちゃんも自分の将来を考えるようになります。武来君はそんな麻里ちゃんを応援してくれる。最高のカップルだね、と感じますわ。
 2話目・親友の美子ちゃんが突然結婚することになった。麻里ちゃんと武来君も式に招待される。武来君には結婚と家庭がいまいちピンと来ない。幼い頃に母を亡くしたせいで家庭を実感できていないのだ。美子ちゃんは武来君の考えを変えるのが麻里ちゃんのやることよ、と励ます。結婚式当時、武来君は美子ちゃんの夫になる敦と話をする。ドイツに単身赴任するのに何故美子ちゃんと結婚をしたのか、と武来君は問う。敦は美子ちゃんに何かあったとき、夫なら一番最初に知らせてもらえるから、恋人じゃそれが出来ないから、と答える。何かを感じる武来君。
 武来君の結婚観が少し変わる話ですね。麻里ちゃんは武来君に合わせて何も望まないようにしているけど、本当は家族になりたい、と思っている。武来君も最後には結婚をしない、という結論を出すのは早い、と麻里ちゃんに伝える。うん、敦さんの言葉は私にもズンと来ましたね。確かにそれは言えてるから。恋人は結局恋人で、家族じゃないから。事故を起こしても連絡が行くのは家族の元。恋人では決してない。それって大事ですね。

☆「真夏門扉」 デラックスマーガレット1998年8月号掲載
 突然おばが麻里ちゃんにお見合いの話を持ってきた。それに乗り気な父。麻里ちゃんが就職せず、養護学校の先生の資格を取ることを心配してのことらしい。武来君に相談しようと思ったが、彼は就職活動で疲れていて相談はやめることにする。そして就職が決まったら一緒に旅行に行く約束をする。ところが見合い場所に何故か武来君がいて、気まずい雰囲気になってしまう。しばらく連絡とれないでいると、駅のところに武来君が待っていた。I自動車の内定がとれたのだ。そして2人は三崎に旅行に行く約束をする。
 お見合いって一度はしてみたいわ、と何となく思ったお話。結局一度もせずに終わってしまいました。普通、親戚とかが持ってくるのに、うちは全然そんなことなかったもんね。旦那は見合いをしたそうだが、3ヶ月で振られたそうだ、わはは。←それで決まってたら私と出会わなかっただろうに(^_^;)  栃木の友人はお見合いパーティーで出会った人と嫌々付き合ってる、と言っていたが、どうなったんだろう?親の言う通りに結婚はしちゃダメだよねえ。
 とにかく、武来君の独占欲が見えてきた話でしたね。麻里ちゃんを放しておけない、って気がどんどん出てきてる。あと少しだぞ、麻里ちゃん!

☆「夢から覚めたら」 別冊マーガレット1996年7月号掲載
 片道切符シリーズではないお話です。陽子は年下の幼なじみの隆が好き。隆はいつも駅まで自転車に乗せていってくれるが、恋人とはほど遠い間柄。今年の七夕には好きだ、と告白しようと気合いを入れて浴衣を着ていく陽子。2人の誕生日は1年違いの7月7日。地域の子供たちを集めてお祝いをする「遊ぼう会」に陽子も隆も毎年参加している。そして隆も来てくれた。ところが、隆のクラスメイトと言う可愛い女の子がやってくる。ショックを受ける陽子。しかし今日絶対告白をする決意を固めていたので無理矢理彼女を乗せている自転車まで走り、勢いで告白しようとするが、隆に止められる。7日の告白は最悪に終わってしまった、翌日、隆に頼らず自力で大学に行こうとするが、隆に追いつかれる。逃げようとする陽子を抱きしめ、キスをし、告白をしてくる隆。
 結局両想いの話なんですが、幼なじみって実際のとこどうなんでしょうね。マンガではよくあるカップルなんだけど。ロマンチックな七夕だけど、毎年雨降ってる気がするんだな、どうだろ?

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2007年6月 1日 (金)

銀河列車 (和田尚子・作)

 マンガのレビューを書くと何故か変なトラックバックが付くんだけど、ま、放っておこう。

「銀河列車」 マーガレットコミックス  1998年5月30日初版  『天然航路』『聖夜迷路』『銀河列車』収録

☆「天然航路」 デラックスマーガレット1997年1月号掲載
 せっかくの車でのドライブが武来酒店の配達に替わり、ちょっとがっくりする麻里ちゃん。しかし武来酒店で武来君の兄の奥さん、瞳さんとその子供の行君に出会う。赤ちゃんの可愛らしさと瞳さんの優しさに馴染んでいく麻里ちゃん。武来君と会えないときでも会いに行ってしまう。そんな中、兄の銀は武来君に麻里ちゃんとどんなつもりで付き合ってる?と尋ねる。麻里ちゃんが武来君との結婚を考えていることを感じ取ってしまったからだ。武来君はその後、麻里ちゃんに自分を通さないで実家に行くな、と釘を刺す。
 将来、義姉妹になる人と仲良くするのはいいことだけど、彼氏としてはまだ結婚とか考えてないのに、先走られると困るよね。ま、武来君はまだ麻里ちゃんとの将来を実感できてないからそう思うんだけど。そんな武来君の気持ちを麻里ちゃんは読み取ってくれる。どんどん麻里ちゃんのすごさが武来君にも実感できてくるんだよね。いや、ほんとに麻里ちゃんは理解あり過ぎますわ。

☆「聖夜迷路」 デラックスマーガレット1998年1月号掲載
 そのタイトル通り、クリスマスの話。だけどやはり武来君にはクリスマスなんぞ関係なく、実家の酒店の手伝い。酒屋は年末年始も忙しく、麻里ちゃんは武来君に会える予定が立たない。コンビニで立ち読みをしていると、律子がやってくる。武来君は酒店で手伝いをするのではなく、東国分寺駅前の臨時売店で24日は店番をするのだという。結局、少しでも武来君といたい麻里ちゃんは駅の臨時売店に手伝いに行ってしまう。文句を言わずに隣に席を作ってくれる武来君。そこへ律子が来て、クリスマスは武来君の母と四男が死んだ日だからクリスマスはないのよ、と言い、勝手に盛り上がっていた自分を恥じる麻里ちゃん。
 女の子はクリスマス大好きです。私もずっとクリスマスは何かしら一人でやっていた気が。大学生のときは毎年一つずつキャンドルを集めてたですね。麻里ちゃんは好きな人とその日を過ごしたいのに相手は素っ気ない。けどまあ、律子に責められる謂れもない気がするですよ。結局武来君は麻里ちゃんの感じてるそういうクリスマスもあるんだ、と納得するのですから、いい方向に切り替えて行ける感じ?

☆「銀河列車」デラックスマーガレット1998年3月号掲載
  亜也の父が宝くじをドンと当ててこれで社員旅行をしよう、という話になる。麻里ちゃんや武来君も誘われ、2人も行くことになる。行き先はバリ島。初の海外旅行。麻里ちゃんは亜也と同じ部屋だが、亜也は勝手に気を利かし、麻里ちゃんを部屋から追い出し、武来君の部屋に一時麻里ちゃんは逃げ込む。2人切りのバリの夜。弾みで武来君に抱かれそうになるが、つい、麻里ちゃんは拒んでしまう。その後、話す暇がなく、武来君が怒ってるんだ、と心配する麻里ちゃん。元気のないところを亜也の母に気づかれ、相談をする。武来君はそういう人じゃないでしょ、と諭され、気持ちを落ちつける麻里ちゃん。しかし武来君との会話はない。チャンスを見つけて声を掛けようとし、階段から落ち捻挫。落ち込む麻里ちゃん。その夜、武来君は南十字星を見に、麻里ちゃんを抱きかかえ、夜の海岸へ出る。
 ロマンチックですねえ。バリ島ですかあ。うちらの新婚旅行先です。いいところですよ、バリ。もう一度行きたいですね。じゃなくて、初めてここで武来君はキス以外のことを仕掛けてきて読者としてはちょっとびっくり。だって、武来君、いろいろ麻里ちゃんに冷たかったし!でもま、恋人同士なのねえ、と実感した話でした。

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2007年5月29日 (火)

夜間飛行 (和田尚子・作)

 かなりレビューを書くのが辛くなってきたりして(笑)。1冊ずつはとっても面倒。ああ、なんて持久力の無い私。

「夜間飛行」 マーガレットコミックス 1997年11月30日初版 『時間旅行3』『夜間飛行1、2』

☆「時間旅行」3話目 デラックスマーガレット1997年5月号掲載
 武来君と両想いになっても会えない時間は多い麻里ちゃん。GWも全滅で、理由は実家の酒屋の手伝いに駆り出される、とのことで麻里ちゃんも手伝いに行くことになる。しかしなかなか武来家の人たちは一癖二癖ある人物ばかり。近所の肉屋の幼なじみ花井律子は親同士の決めた婚約者とまでくる。動揺しまくりの麻里ちゃん。武来君は配達に行って家にいず、心細い麻里ちゃん。つい逃げ出したい気持ちになるが、どんどん武来家の兄弟が好きになってくる。ぶっきらぼうだが、そこには優しさがあったのだと。そしてその様子に麻里ちゃんの存在を皆認めていく。
 彼氏の身内との初対面。いやあ、いい気分しないよね、普通。ドキドキものだわ。ましてつっけんどんに放っておかれたらどうしていいか。私なら帰る、って言っちゃいそうだわ。麻里ちゃんは強いです。強すぎます。

☆「夜間飛行」デラックスマーガレット1997年7、9月号掲載
 夏の始まり、麻里ちゃんは武来君から夜のドライブに誘われる。方向は三浦海岸。しかし、乗って行くはずの車を壊されてドライブは中止。がっくりする麻里ちゃん。そんなとき、武来君の部屋に忘れた亜也の問題集を取りに朝、武来君のアパートに行くと、そこから幼なじみの律子が出てきた。驚く麻里ちゃん。律子は武来君のことを好きだ、と豪語していた強気な女性だからだ。力ずくで武来君に迫ったのかと思ってしまう。しかし、武来君からは父親とけんかした律子を武来君の部屋に泊めて、自分は自宅に帰った、という。それでも身内ばかりを大事にして自分は後回しにされている気持ちが拭えない麻里ちゃんはドライブの代わりのデートすら断ってしまう。とはいっても、やはり気持ちが揺らいで当日、武来君のアパートに行ってしまう。武来君は車の代わりにバイクでツーリングするつもりでいたのだ。バイクで夜の三浦海岸を走り、海を眺める2人。しかし帰りは雨に遭ってしまう。おまけに武来君は明日試合がある。今日中に帰らないといけない。雨は明け方やむという予報。家に戻れるのも明け方。寝ないで試合に臨むのは無理に等しい。麻里ちゃんは少しでも武来君に休んでもらうために決心してホテルに泊まるよう提案する。自分が限界、と言って武来君を納得させ、ホテルに泊まるが、麻里ちゃんは夜に熱を出してしまう。 朝になっても雨はやまない。武来君は一人でバイクで戻ることにし、麻里ちゃんは武来君の友人の車で帰ることになった。武来君に迷惑をかけた、と後悔する麻里ちゃん。そして武来君も同じように麻里ちゃんを夜の海に連れ出して風邪を引かせてしまったことを後悔していた。でも、麻里ちゃんにはあのツーリングは大切な思い出になっていたのだ。
 夜の海岸ですか。ロマンチックですなあ。でもバイクで2人乗りはお勧めできませんよ。だって、運転怖いし。車で行きましょうね。って、ここで諭してもなあ。私も夜の江の島とか行ったけど、暗くてよく見えませんよ。よく見えるのはホテルぐらい?あと、レストランとか居酒屋とか。夜の運転は眼が疲れるしねえ。と、どうでもいい話が続く。……麻里ちゃんも武来君もお互いを思いやり過ぎて悪い方に考えちゃって、でも最後にはちゃんと仲直り。少しずつ恋人らしくなっていて可愛らしいです。←おばさん思考(笑)

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2007年5月28日 (月)

時間旅行 (和田尚子・作)

 今日も頑張ります。

「時間旅行」  マーガレットコミックス   1997年3月2日初版 『月の駅舎』『時間旅行1,2』収録

☆「月の駅舎」 デラックスマーガレット 1996年1月号掲載 
 奥多摩旅行以来、麻里ちゃんは武来君に何かと手紙を送るようになるます。しかし返事はたまに。それも6文字くらいの断り言葉ばかり。武来君の暇ができるのを待っているとずっと会えないよ、と美子ちゃんに諭され、A大バスケ部の練習をのぞきに行くと、武来君はレギュラーになって集中的にしごかれていた。それも麻里ちゃんと一緒に奥多摩に行ったことを部員に知られており、生意気だ、という理由で。ショックを受ける麻里ちゃん。自分が武来君のバスケの道の邪魔になると思い、武来君に手紙で別れを告げるが、武来君は会って、麻里ちゃんに付き合いをまじめに考えている、と言われる。やっと、麻里ちゃんの想いが武来君に届いた話。読んでた私も嬉しい話。

☆「時間旅行」 デラックスマーガレット1996年5・11月号掲載
1話目・両想いになってからの2人。亜也の父親が再婚することになって、長野へ招待される2人。幸せそうな姿を見、麻里ちゃんは結婚に憧れを抱く。しかし武来君は結婚式はしない、そもそも結婚自体しないかも、と言っており、麻里ちゃんが武来君との未来を絶望する。武来君はそんな未来のことを今から考えても分からない、と麻里ちゃんに話す。  確かに女は未来を考えるけど、男は今を考えているのでこういうすれ違いはあるかも。私もあったしなあ(^_^;)
2話目・学園祭のシーズン。A大の学園祭に武来君に誘われない麻里ちゃん。怒った亜也と一緒に行くことになる。武来君は忙しくて案内できないので誘わなかったのだが、学園祭が終わって後始末が終わるのは午後7時になる、と麻里ちゃんに伝える。武来君と帰れるだけで嬉しい麻里ちゃん。しかし、亜也は違う計画を練っていた。学園祭当日、麻里ちゃんを素敵に変身させ、武来君をびっくりさせる、という作戦。新しい母が元プロのヘアメイクであったために実現したのだ。信じられないほど綺麗になる麻里ちゃん。学園祭でも谷部君が分からないくらいに。亜也が谷部君に頼んで麻里ちゃんのエスコートをしてもらう。武来君に焼きもちを焼いてもらうために。しかし武来君は何の表情の変化も無く、麻里ちゃんを見分けてしまう。変身を見ても気づいていない様子。がっくりしてしまう麻里ちゃん。おまけに麻里ちゃんが一緒に帰れる、と思っている午後7時は打ち上げの時間であることが分かり。  と、まあ、珍しく麻里ちゃんを争う男2人、って話になるんだけど。いいなあ、可愛いと得ね、なんてひがんじゃうわ(笑)。武来君には麻里ちゃんがどんなに化粧をしたり変な格好をしたりしても足音一つで分かる、と言い切る。それって愛だよねえ。私は高校時代、苦手な人の足音が聞こえると逃げてた。私の場合、視力が悪いから耳がいいからなんだけど、眼がいい人だと愛よね?
 とにかく2人はラブラブですね。武来君は冷たく見えるけど。

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2007年5月26日 (土)

途中下車 (和田 尚子・作)

 今日はもう一つ。急いでやらないと行けないマンガのレビュー。

 「途中下車」 和田尚子.作  1996年2月28日・初版 収録作『途中下車』『始発電車』『浪漫鉄道』

☆「途中下車」 デラックスマーガレット1995年7月号掲載
 今回はすべて片道切符シリーズです。
 武来君のバイト先の自動車工場の娘、亜也の家庭教師を引き受けた麻里ちゃん。しかし武来君との進展はなし。亜也は体を悪くして入院中。麻里ちゃんはそこへ行って教えている。ある日、武来君が病院に来た。なのに亜也の部屋には来ず、担当看護師の中井のところへ来ていた。それから何度も中井のところを訪れる武来君。美人な中井なので焼きもちを隠せない麻里ちゃん。しかしそれは……。
 私も麻里ちゃんと一緒にハラハラ。結局中井さんに武来君が接近していた理由は武来君の血液型と亜也の血液型が同じだったためで、麻里ちゃんの心配は勘違いに終わるんだけど、亜也が発作を起こしたりして膳立てしてもらったデートも出来なくなる。最後に武来君がお詫び(?)に適当な駅で降りて散歩をする、って話です。大事なとこで言葉足らないですよ、武来君!

☆「始発列車」 デラックスマーガレット 1995年9月号掲載
 大学の夏休み。美子ちゃんと仲良く過ごす麻里ちゃん。麻里ちゃんの自宅へ同じ大学の谷部アキラが訪れてコンサートのチケットを渡して行く。それを見ていた美子ちゃんは武来君を諦めて谷部君にしたら、と言う。それをたまたま武来君に知られるが、武来君は関係ない、という。落ち込みながらコンサートに行く麻里ちゃん。最後に谷部君に告白される。そんな中、美子ちゃんが博多に転勤になる、と話を他の人に聞かされる。麻里ちゃんを任せる人が欲しかった美子ちゃんはだから谷部君を勧めたのだ。しかしやっぱり武来君を諦めない麻里ちゃん。美子ちゃんが博多へ行く日、武来が高校バスケ部代表で餞別を持ってくる。ほんとは他の人が来るはずだったのだが麻里ちゃんを心配してか、武来君が来てくれたのだ。
 武来君は言葉でなく行動で優しさを示してくれる人。言葉足らずで誰にでも優しくて誤解を招きやすい人。帰りは麻里ちゃんは武来君の車で帰ります。少しは進展したらしい?

☆「浪漫鉄道」 デラックスマーガレット1995年11月号掲載
 進展したかも、と思わせておいてあっさりバイトを辞める武来君。実は亜也のところは従業員が戻るまでの期間限定のバイトだった。もう会えなくなる、と思った麻里ちゃんはダメ元で武来君に奥多摩のデートを誘う。やはり無理だと言われる。武来はバイトを増やしていた。それはマネージャーの岬のため。麻里はそこまで岬のためにやるのは好きだからに違いない、と思う。もう武来君を諦めよう、と思うが、本人を前にして想いが吹き荒れ、抱きついて想いをぶちまけてしまう。しかし武来は叫んでいる麻里ちゃんを黙らせるために口をキスで塞ぎ、追い出してしまう。秋の終わり、麻里ちゃんは一人で奥多摩へ行くことにする。だが、駅に何故かA大バスケ部員がいる。合宿の帰りだったようだ。そこで岬のためにバイトをしていたのは武来君だけではなく、他の1年生も皆でやっていたことだった。誤解をしていたことに気づく麻里ちゃん。しかし時は遅く、麻里ちゃんは武来君に拒絶されている。ところが武来君は駅のホームで麻里ちゃんを待っていた。一緒に奥多摩に行くために。
 合宿が奥多摩だったのでとんぼ返りなんだよね、武来君。麻里ちゃんの気持ちがどんどん通じて行くので私も心が暖かくなったよ。いくら黙らせるためだからって、キスはしないよね?普通。武来君もきっと麻里ちゃんが好き。やっとこの頃そう思えてきたのだ。

 しばらく片道切符シリーズのレビューを頑張るわ!

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2007年5月23日 (水)

片道切符(和田尚子・作)

 マンガのレビュー第1弾です。適当にその辺から持ち出してきた本からなので、順番に意味はありません。まして、私の個人感想なのでそう思わない方もいると思います。私ひねくれてるので(笑)。完璧に間違っている場合はご一報くださいませ。修正します。

 「片道切符」 1995年11月29日初版 マーガレットコミックス 収録作品・片道切符、各駅停車、世界が輝く理由

 発売されてもう10年以上経ってますね。この作品は「片道切符シリーズ」としてしばらく続きます。主人公・中園麻里、相手役・武来杏(ぶらい きょう)の少女漫画です。


☆「片道切符」 デラックスマーガレット1994年11月号掲載
 片道切符シリーズ第1作目。バスケット部の武来君に片想いの麻里は、友人でバスケ部のマネージャーである矢野美子に頼んで10日間だけ美子を骨折に仕立ててマネージャーの手伝いをすることになるが。
 武来君、ほんとにぶっきらぼうですね。久し振りに読んで麻里ちゃんが天才だってことをすっかり忘れていることに気づきましたよ。最後の方は印象にあるんですが。まして高校3年から話が始まってる。この話は麻里ちゃん(天ちゃん 天才の天)の片想いの話なんですが、いやあ、彼女根性あります。気が弱い麻里ちゃんが高校最後の思い出にマネージャーの手伝いをするんですが、それがきっかけで武来君との接点ができて、ますます諦められなくなる、と。武来君の口に出さない優しさに気づき、もっと好きになっちゃう。武来君としては麻里ちゃんの気持ちは知っていても、バスケの邪魔になるから女とは付き合う気はない、と突っぱねる。硬派です、武来君。1話目は大学のセンター試験会場に向かう所で終わるんですが、片想い続行中です。頑張っていいのか、麻里ちゃん。

☆「各駅停車」 デラックスマーガレット1995年5月号掲載
 1話目から半年後の話。麻里ちゃんは大学生。T大在学。多分東大のことだと思う。武来君は勿論違う大学。A大。はて、どこだろう?  麻里ちゃんはあれ以来武来君に会ってません。少しでも姿を見れたらいいな、と普通なら快速とかに乗ればいいのに、各駅停車で大学に行っている、といういじらしい話です。でも会えない、と。理由は武来君は車で大学に通っていたから。可哀想ですが、麻里ちゃんの都合で武来君は生きてないですから。偶然、高校時代の武来君の親友とその彼女に会って、ライブに誘われて、武来君に再会。その後、高校バスケ部の同窓会に誘われ、美子ちゃんと参加。そして、武来君ともっと会いたいがために、元マネージャー主催の無料の食事会を開くことにする。バスケ部のみんなを誘い、本命は武来君。しかし当日、大学のマネージャー、岬(女性)の父親が手術のために転院することになり、武来の車で移動することになる。…武来君って、人のために何でもやり過ぎて誤解招いちゃうよね?私だって、その場にいればそこまでするか!?と、思ってしまうぐらいだし。で、結局武来君は食事会が終わってから到着する訳です。最後に武来君が麻里ちゃんに言います。バイト先の女の子の家庭教師の誘い。そしてまだ武来君とのつながりは切れないのでした。武来君は麻里ちゃんに気があるのかないのか、この時点でも全く不明ですわ。麻里ちゃんと一緒に一喜一憂。

☆「世界が輝く理由」 別マ スペシャル1994年お正月増刊掲載
 これは単独のお話。子供の頃自転車で大けがをして膝をあまり曲げることができなくなったふみ絵とその原因を作ってしまった幼なじみの俊ちゃんの話。ふみ絵は足が不自由なので通学のバスの段差を昇れず、俊ちゃんに抱き上げてもらって通学している。それがずっと続いていたのだが、どうやら俊ちゃんはテニス部のマネージャーの薫先輩を好きな模様。ふみ絵は自分が俊ちゃんを好きな気持ちを抑えて、2人のために自分が負担にならないように自分の力で通学できるよう努力する。ところが、友人の話によると、俊ちゃんは薫先輩からの告白を断ったらしい。結局、俊ちゃんとふみ絵は両想いだ、って話。簡単に言うとね。和田さんの話は女の子が皆いじらしい気がする。応援したくなる子ばっかりだね。しかしだ、和田さんの話はやはり障害者の話が多い気がする。片道切符シリーズでも出てくるし、そのあとのFlowerなんてもろにそう。そのせいで私も福祉に目覚めたんだけど、身近にそういう人がいるんでしょうかね?…だいたい主人公が誤解をする相手は美人が多い。薫先輩も美人で、性格もいい。出てくる人みんな性格いいので、読後感もいいです。

 長い、長過ぎるレビューだ。疲れるじゃないか、自業自得…。

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